これから引っ越しを予定している場合は、役所で「印鑑登録の住所変更手続き」を行うことになります。
これから一人暮らしに向けて引っ越しをする、もしくは新たな新居に引っ越しをする場合、「印鑑登録の手続きってどうやるの???」と疑問を持つはず。
ぶっちゃけ私は、はじめて自分で引っ越しの手続きをしたとき、印鑑の住所変更手続きをすることすら知りませんでした(笑)
印鑑登録の住所変更手続きは、いっけんすると「別にやらなくても良くない???」と思ってしまいがちです。
しかし、印鑑登録の住所変更手続きを行わないでいると、今後不動産や車の契約手続きをするときに、あなたの印鑑が「実印」と判断されず、手続きを行うことができなくなってしまうんです・・・
今後の生活に支障が出てしまわないように、引っ越しに伴い印鑑登録の住所変更手続きは忘れずに行うことが大切です( ^∀^)
さて、ここでは「印鑑登録の住所変更手続き」の流れについて徹底解説していきたいと思います。
長くなりましたが、さっそく本編に入っていきますね!
Contents
印鑑登録の住所変更手続きとは?
冒頭でも軽くお話しましたが、まずはこのページを読んでくれている方の基礎知識を合わせるためにも、「印鑑登録の意味」そして、「実印の意味」「印鑑登録の住所変更をやるべき理由」についてお話したいと思います。

まず、あなたは印鑑登録という言葉の意味をしっかりと理解できていますか?
そもそも、印鑑登録とはなんなのか?考えてみると、よくわからない方も多いはず。
印鑑登録とは次のような意味があります。
印鑑登録とは、あなたが住んでいる地域の役所で印鑑を登録すること。役所で印鑑を登録すると、「印鑑登録証明書」が発行されます。この証明書が発行されることで、「登録した印鑑があなたの印鑑であること」を公的に証明することができます。
なんだか、印鑑登録も奥が深いですね〜( ´ ▽ ` )
印鑑登録を行うことで、「不動産の取引」や「賃貸契約」、「遺産相続」や「車の売却」などの手続きをすることができます。
上記で紹介した契約手続きには、必ず「実印」と、印鑑を登録したときに発行される「印鑑登録証明書」が必要です。
ちなみに、「実印」とは次のような意味があります。
実印とは、登録済みの印鑑のこと。実印は、様々な契約を結ぶときに必要になる正式な印になります。
よって、役所で印鑑の登録がされていなければ、実印として認められませんので要注意です。
実印として、認められる印鑑にも特徴があります。
次のような印鑑でないと、実印として登録することができませんので前もって理解しておくことが大切です。
- 登録する人の名前が彫られてある
- 外枠がある
- シャチハタなどのゴム印ではない
- 印の大きさは一辺8ミリの正方形に収まるもの
- 印鑑が欠けていない
- 印影が鮮明なもの
上の条件を満たしていれば、あなたの印鑑を実印として登録することができます。
印鑑の登録は、あなたが住んでいる地域の役所でしか行うことができません。
ですから、これから引っ越しを予定している場合は、現住所の地域にある役所で「印鑑登録の廃止手続き」を行い、新住所の役所で「印鑑の再登録」を行うようにしてくださいね( ^∀^)
印鑑登録の住所変更をしなければ、印鑑登録をしたときに発行される「印鑑登録証明書」の住所が旧住所のままになってしまいます・・・
これでは、賃貸契約の手続きや車の売却手続きをするときに、あなたの印鑑が正式なものとして認められません。

ちなみに、印鑑登録の住所変更手続きの流れは、いたってカンタンです!
印鑑登録の手続き方法は、下記で解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
印鑑登録の手続き〜別の市区町村に引っ越しをする場合〜
まずは、今住んでいる地域とは別の市区町村に引っ越しをする場合の、「印鑑登録の手続き方法」から解説していきます。
今住んでいるとこととは別の市区町村に引っ越しをする場合は、「現住所の役所」と「新住所の役所」で2回に分けて手続きをすることになります。
まず、現住所では「印鑑登録の廃止手続き」を。
続いて、新居に引っ越した後は、新住所の役所で「印鑑の再登録手続き」を行います。
これは、引っ越しに伴い住民票を異動するときと同じですね(^ ^)
住民票の異動も「現住所の役所で転出届」を提出し、「新住所で転入届」を提出します。
印鑑登録の住所変更もまったく同じで、2STEPで手続きを進めるということを理解しておくようにしてくださいね!
さて、さっそくまずは、現住所の役所で「印鑑登録の廃止手続き」を行う方法から紹介しますよー!
現住所の役所で「印鑑登録の廃止手続き」を行う
引っ越しが決まったら、まずは現住所の役所で「印鑑登録の廃止手続き」を行ってください。
「んんん???印鑑登録の廃止って?印鑑を捨てることになるの?」と思う方もいるかもしれませんね。

要するに、新住所であなたの印鑑を「実印」として、認めてもらうためにも、まずは一度今登録している住所から脱退させるということです。
印鑑登録の廃止手続きを行うときは、役所の書類コーナーから「印鑑の廃止届」を取り、必要事項を記載します。
書類に必要事項を記載したら、役所の窓口に提出してください。
ちなみに、役所の書類コーナーに印鑑の廃止届がない場合は、役所窓口からもらうと良いです。
また、印鑑登録の住所変更を行うときは、一緒にこれまで自宅で保管していた「印鑑登録証」も返却するようにしましょうね。
印鑑登録の住所変更手続きは、転出届や国民健康保険の引っ越し手続きと同時に済ませると、全ての手続きを一緒に行うことができてラクですよ( ^∀^)
下記では、現住所の役所で行う「印鑑登録の廃止手続き」で必要なものについてまとめていますので参考にしてくださいね。
現住所で行う印鑑登録の手続き | |
場所 | 現住所の役所 |
期限 | 引っ越しの1週間前までに |
必要なもの | ・登録する印鑑 ・印鑑の廃止届(役所に置いてある) ・身分証明証 |
新住所の役所で「印鑑の再登録手続き」を行う
引っ越し先へ到着したら、新住所の地域にある役所で印鑑の再登録手続きを行ってください。
印鑑の再登録手続きをするときは、役所に転入届を提出した後に行うことができます。
印鑑の再登録手続きをするときは、役所の書類コーナーから「印鑑登録申請書」を手に取り、必要事項を記載してください。

ちなみに、下の書類は、過去に私が引っ越しに伴い、役所からもらってきた印鑑登録申請書です。

役所には、上の写真のような書類が置いてあるため、わかる範囲で必要事項を記載してくださいね。
印鑑登録申請書の記載が終わったら、役所の窓口に提出します。これで、印鑑登録の手続きが完了します♪とってもカンタンですよね!
印鑑の登録が完了すると「印鑑登録証」が発行されます。印鑑登録証は無くさずに自宅で保管しておくようにしてください。
また、下記では印鑑の再登録手続きに必要なものをまとめています。手続きの参考にしてくださいね(^ ^)
新住所で行う印鑑登録の手続き | |
場所 | 新住所の役所 |
期限 | 引っ越し後2週間以内 |
必要なもの | ・登録する印鑑 ・身分証明証 ・印鑑登録申請書(役所に置いてある) |
印鑑登録の手続きは同一市区町村に引っ越しをする場合、手続きの必要なし
あなたが同一市区町村に引っ越しをする場合は、印鑑登録の住所変更手続きを行う必要がありません。
同一市区町村に引っ越しをする場合、引っ越し後の役所で「転居届」を提出することになります。
同一市区町村への引っ越しでは、転居届を出すことで自動的に「印鑑登録の住所変更」が完了します。
ですから、特に印鑑登録の手続きをする必要がありませんよ( ^∀^)
印鑑登録の住所変更手続きは代理人にも依頼できる
「引っ越しのために、印鑑登録の手続きをしなきゃいけないんだけど、手続きをする時間が取れない・・・」
仕事が忙しく、なかなか役所へ行く時間が取れない場合は、手続きを代理人に依頼すると良いです。
代理人とは、親戚や友人など、家族以外の人を言います。

ちなみに、代理人に手続きを依頼する場合「委任状」を持って行く必要があります。
委任状とは、家族以外の人(友人など)が、あなたの代わりに手続きをすることを証明する書面のこと。
委任状のイメージはこんな感じです( ^∀^)

代理人に手続きを依頼するときに必要になる委任状ですが、各役所のホームページからダウンロードすることができます。
ダウンロードした委任状を印刷し、必要事項を記載してから役所に手続きへ行きましょうね。
GoogleやYahoo!の検索窓から「〇〇県〇〇区 印鑑登録 委任状」と検索すれば、下の画面キャプチャのように「委任状のダウンロードの枠」が出てきますよ♪

代理人による手続きに必要なものは以下の通りです。
代理人による手続き | |
場所 | 新住所の役所 |
期限 | 引っ越し後2週間以内 |
必要なもの | ・委任状 ・登録する印鑑 ・代理人の印鑑 ・契約者本人の身分証明書(コピーも可能) ・代理人の身分証明証 |
まとめ〜印鑑登録の住所変更手続き
このページでは、引っ越しに伴い「印鑑登録の住所変更手続き」の流れについて解説しました。
手続きの方法は理解できましたでしょうか?
印鑑登録の住所変更手続きは、引っ越し先でもあなたの印鑑を公的に証明するための大切な手続きです。
ですから、引っ越しの1週間前までには必ず手続きを済ませるようにしてくださいね。
また、同一市区町村への引っ越しの場合は「転居届」を提出するだけで、自動的に印鑑の手続きを行ってくれるため、手続きを行う必要はありません。
印鑑登録の住所変更手続きをするときは、転出届や国民健康保険の引っ越し手続きを同時に済ませるようにしましょう!