引っ越しをするとき、忘れてはならない手続きの1つに「ガスの停止・開始手続き」があります。
ガスの引っ越し手続きは、新生活をスタートするとき、ライフラインの確保として欠かせません。
ですから、ここで手続きの流れをしっかりと理解しておくことが大切です。
また、ガスの引っ越し手続きは「旧居の停止手続き」と「新居のガス開始手続き」の2STEPで行います。
ガスの停止・開始手続きを忘れてしまうと、余分にガス代を支払うことになってしまったリ、新居でガスが使えなくなったりと、大変なことになってしまいます。
そうならないためにも、引っ越し前に必ずガスの停止・開始手続きを行うようにしてくださいね。
ここでは、ガスの引っ越し手続きについてくわしく解説しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね(^ ^)
Contents
ガスの引っ越し手続きが「使用停止」と「使用開始」の2STEP!
先ほども軽く説明しましたが、ガスの引っ越し手続きを行うときは「旧居のガス使用停止」と「新居のガス使用開始」の2STEPで行います。
- 旧居:ガスの使用停止
- 新居:ガスの使用開始
ここでは、旧居(引っ越し元)で行うガスの使用停止手続きの方法と、新居のガス使用開始手続きの流れに分けて解説していきますね。
さっそく、まいりましょう!
旧居(引っ越し元)で行うガスの使用停止手続きについて
ガスの引っ越し手続きをするときは、まず「ガスの使用停止手続き」を済ませることになります。
ガスの使用停止手続きは、引っ越しの1週間〜3日前までに済ませるのがベストです。
手続きの申し込み方法は次の2つです。
- 電話
- インターネット
ガスの停止手続きをするときは、あなたが契約しているガス会社に「電話」をするか、ガス会社のホームページから手続きをしてください。
一人暮らし(単身)の引っ越しでは、平日の昼間に仕事があるため、電話で手続きをする時間が取れない方もいるかもしれませんね。
この場合は、インターネットから手続きを済ませることをオススメします。

また、以下ではガスの使用停止に必要な情報をまとめています。手続きの参考にしてくださいね。
ガスの使用停止手続き | |
申し込み期間 | 引っ越しの1〜2週間前 |
手続き方法 |
|
伝える情報 |
|
ガス機器の取り外し方
ガスを使用停止にする前には、ガス器具を全て取り外さなければなりません。
ガス器具とはコンロやヒーター、衣類の乾燥機などのことです。
ガス機器を取り外すときの手順は次の通りです。
- ガス器具のスイッチを切る
- ガス栓を締める
- ガス栓からガスコードを取り外す
- ガス器具からガスコードを取り外す
またあなたが持っていガス器具は基本的には自分で取り外し作業をすることになります。
ただ、中には「ガス機器の取り外し作業を自分でやるのは不安・・・」と思っている方もいるかもしれませんね。
この場合は、有料にはなりますが、ガス会社に取り外し作業を依頼することができます。また、友人に頼んで取り外しをしてもらうのも良いですね(^-^)
また、ガス機器を取り外すときは、ガス漏れの恐れがあるため注意してくださいね。
引っ越し当日には、「ガス栓がしっかりと閉まっているのか」もう一度確認しておくことが大切です。
ガスの使用停止作業の立ち合いの有無は管理会社に確認を
ガスの使用停止を行うときは、基本的に立ち合いの必要がありません。
引っ越し当日は、ガス会社の担当者がガスの最終点検と、元栓閉めを行います。
ただ、賃貸マンション(もしくはアパート)のガスメーター がオートロックの内側にある場合は、ガス停止作業の立会いをしなければいけません。
とはいえ、自分の賃貸マンション(アパート)のガスメーター については、よくわかりませんよね。
ガス使用停止の立会いが必要かどうかは、前もって確認してみるようにしてくださいね。
退去月のガス料金の精算方法を決めておくこと
続いて、退去月のガス料金の精算方法についてです。
退去月のガス料金は、自分で精算方法を決めることができます。
ガス料金の精算方法は次の4つです。
- クレジットカード決済(決済後は、翌月後払い)
- 口座振替(銀行口座から引き落とし)
- 新居に請求書を送ってもらう
- 引っ越し当日に現金払い
ちなみに、ガス料金の支払いを毎月ずっとクレジットカード決済、もしくは口座振替で精算しているのであれば、退去月もそのまま引き落としされます。
クレジットカード決済、口座振替を利用していなければ、新居に請求書を送ってもらい、後ほどコンビニや銀行で清算するか、引っ越し当日にガス会社の係員に現金で支払いを済ませるようにしてくださいね。
現住居でプロパンガスを使っている場合の保証金について
あなたが今住んでいる賃貸マンション(アパート)でプロパンガスを使っているのであれば、契約をしたときに保証金として約1万円を預けているはずです。
プロパンガスを使っているときの保証金の意味は、ガスの使用停止手続きをしないまま引っ越してしまった、また、ガス料金を滞納してしまったときのためです。
ただ、契約から引っ越しまで何も問題がなければ、口座振込等でプロパンガスの保証金が必ず返ってきます。
「プロパンガスの保証金が帰ってこないことがあるのか不安・・・」という方は、安心してくださいね。
引っ越し先(新居)のガス使用開始手続きについて
引っ越し先(新居)のガス使用開始手続きも、引っ越し前に行うわなくてはいけません。
ガスの使用開始手続きも、引っ越しの1週間〜3日前までには済ませるようにしてください。オススメは、ガスの使用停止手続きと同じタイミングで済ませてしまうことです。
手続きは、「電話」もしくは「インターネット」で行うことができます。ガスの使用開始の手続きも、インターネットで済ませてしまったほうが、電車の移動時間や寝る前など、自分の空いた時間で手続きができるのでラクですよ♪
ただ、3月~4月の引っ越し繁忙期ではガス会社も混み合う時期になります。
引っ越し後、スムーズに新居のガス開栓を行ってもらうためには、早めに開栓の予約を取るようにしてくださいね。
単身者にとっては、引っ越し後は新生活の準備に追われてしまい忙しいかもしれませんが、ガスの開栓作業はかなり大切なので、立会いの時間はしっかりと作るようにしてください。
またガス使用開始手続きについても、表でわかりやすくまとめました( ^∀^)
手続きの参考にして見てくださいね。
ガスの使用開始手続き | |
申し込み期間 | 引っ越しの1〜2週間前 |
手続き方法 |
|
伝える情報 |
|
立会い | 必要 |
ガス開栓には立会いが必要
引っ越し先で行うガス開栓では立会いが必要です。
ガス開栓の立会いが必要な理由は、ガス漏れの心配がないか安全点検をしなければならないからです。

単身の引っ越しでは、引っ越し後は新生活の準備にで忙しいかもしれませんね。
ただ、ガスの開栓作業は立会いなしでは開栓できないので注意しましょう!
ガスの開栓はガス会社の担当者が次のようなことを確認します。
- ガスの種類
- 警報装置作動状況の確認
- ガス漏れがあるかどうか
係員による作業時間は10分ほどで終わることがほとんどです。作業も短時間で完了するのはうれしいですよね!
ガスの開栓作業で、何も問題がなければすぐに新居のガスを使うことができるようになります。
現住居と新居のガスの種類が違う場合「ガス機器の買い替え」や「部品交換」が必要
ガスには、「プロパンガス」と「都市ガス」の2種類あることを知っていますか?
プロパンガスと都市ガスの違いは次の表で解説しています。
プロパンガスと都市ガスの違い | |
プロパンガス | プロパンガスの主成分はプロパン(C3H8)、ブタンです。熱量が都市ガスの2倍。
ガス自体は無臭ですが、事故防止のための臭いがつけられており、空気よりも重い。 ガス漏れしたときは、プロパンガスは下に溜まる。 |
都市ガス | 都市ガスの主成分は、メタン(CH14)です。
熱量はプロパンガスの半分。 空気よりも軽く、ガス漏れのときはすぐにわかるように、臭いがつけられている。また、ガス漏れしたときは、上に溜まる。 |
あなたが今住んでいる住居もプロパンガスを使っていて、引っ越し先も同じくプロパンガスを使っているのであれば、何も問題はありません。
ただ、あなたが今住んでいるマンション(アパート)のガスと、引っ越し先のガスの種類が違う場合には、コンロやヒーターなどの「ガス機器の買い替え」や「部品交換」が必要なんです。
引っ越し後に、すぐにコンロやヒーターなどのガス機器を使えるようにするには、前もって引っ越し先で使っているガスの種類を管理会社に聞いておくことが大切です。
ただ、引っ越し先にあらかじめコンロが備え付けてある場合は、ガスの種類を気にする必要はありませんよ(^ ^)
まとめ〜ガスの使用停止・開始手続き〜
このページでは、引っ越しをする前にやるべきガスの使用停止・開始手続きの方法を解説しました。
手続きの流れは理解できましたか?
ガスの使用停止・開始手続きを忘れてしまうと、ガスを使用していないのに余計に料金を払うことになったり、新居でのガス利用が遅れてしまったりと大変です。
ムダなお金を支払うことなく、スムーズな引っ越しをするためにも、ガスの手続きは忘れずに行うようにしてくださいね。
あなたの引っ越しが無事に終わることを心から願っています(^ ^)