自宅でペットを飼っている場合、引っ越しに伴い「ペットの登録住所」を変更しなければいけません。
ペットの登録住所の変更が必要なのは「犬」だけです。
ハムスターやウサギなどの小動物、猫を飼っている場合は、手続きの必要がありません。
引っ越しに伴い、ペットの登録住所を変更することを知らない方も多いですが、狂犬病予防法に基づいて、住所変更をすることが法律で義務づけられているんです。
ただ、ペットの登録住所変更手続きっていったいどこで行えばいいのか、わかりませんよね??
ここでは、引っ越しで必要な「ペット(犬)の登録住所変更手続きの方法」をわかりやすく解説していきたいと思います!
さっそくまいりましょう!
Contents
ペットの登録住所の変更手続きの必要性
そもそも、なぜペットの登録住所の変更手続きをしなければいけないのでしょうか?

それは、狂犬病予防法に基づいて、ペットの登録が法律で定められているからです。
あなたが、一人暮らしで犬を飼っているならば、犬を飼ってからすぐに現住所の地域にある役所(もしくは保健所)でペットの登録手続きを行ったはずです。
また、実家で犬を飼っている場合も、家族が役所(もしくは保健所)で登録手続きを済ませています。
ペットの登録をすると、毎月自宅に「狂犬病予防のハガキ」が届きます。
しかし、引っ越しをして、あなたの住所が変わったとき、同時にペットの登録住所を変更しておかないと、狂犬病の知らせが旧居に送られてしまうんです。
ペットの登録は義務です。
ですから、引っ越しをするときも、必ずペットの登録住所を新しい住所に登録しておかなくてはいけません。
ペットの住所変更手続きの方法は、同一市区町村に引っ越す場合と、別の市区町村に引っ越す場合とで変ります。それぞれの手続き方法は後述します。
猫や小動物は住所変更の必要なし!
ちなみに、ハムスターやウサギなどの小動物、猫を飼っている場合は、手続きの必要がありません。
引っ越しに伴う手続きの対象は「犬」のみです。
猫や小動物を飼っている方は、引っ越し先までの運び方を決めておくだけでOKですよ(^ ^)
さっそく、以下では「ペット(犬)の登録住所変更手続き」の方法を解説します!
引っ越し先が同一市区町村の場合
引っ越し先が同一市区町村の場合は、前もってペットを登録した役所(もしくは保健所)で、住所変更手続きを行います。
上記では、「手続きは役所もしくは保健所で」というように書きました。その理由は、地域によってペットの登録場所が違うからです。
犬を飼ったとき、現住所の役所で登録手続きを行える地域もあります。しかし、地域によっては「手続きは役所ではなく、保健所で行ってください」と言われることもあるんです。
実際に私は、東京都中央区に住んでいたとき、ペットの登録は役所ではなく、保健所で行うように言われました。
ですから、まずはあなたがどこでペットの登録をしたのかを理解した上で、登録した役所、もしくは保健所で新住所への変更手続きを行うようにしてくださいね。
また、ペット(犬)の手続きをする上で必要なものは次の通りです。
・犬の登録事項変更届(役所、保健所で手に入れる)
・犬鑑札
・狂犬病の注射済票
・印鑑
・身分証明証
上記のものを持っていくとペットの登録変更の手続きを行うことができます。
ちなみに、犬鑑札とは、ペットの登録をしたときに交付された、6桁の登録番号が記載された札のことです。
@鑑札
狂犬病の注射済票は、動物病院で狂犬病の予防注射を受けたときに発行される書類のことです。
次の写真が実際に私が飼っている2匹の愛犬が注射をしたときに発行された書類です。
@注射済票
また、手続きをするときは、「ペットの登録事項変更届」の用紙をもらい、必要事項を記載してくださいね。
変更届の記載が済んだら、窓口に提出して手続きが完了です( ^∀^)カンタンですよね!
別の市区町村に引っ越しをする場合
続いて、引っ越し先が別の市区町村の場合の手続きについてです。
あなたが別の市区町村にペット(犬)を連れて引っ越しをするときは、引っ越し前の手続きが何もありません。
手続きは全て、引っ越し先の役所(もしくは保健所)で行うことになります。
ペットの登録住所変更が1回で済むのはうれしいですよね!
ちなみに手続きの場所は、引っ越し先の地域によって異なります。
ですから、引っ越し先の地域になる役所に電話をして確認をするか、役所のホームページから前もって調べておくようにしてください。
引っ越し後の手続きは、新居に到着してから2週間以内に済ませるこのがベストです。
また手続きに必要なものは以下でまとめています。
・犬の登録事項変更届(役所、保健所で手に入れる)
・犬鑑札
・狂犬病の注射済票
・印鑑
・身分証明証
引っ越し先で手続きをするときは、役所(もしくは保健所)で、ペットの登録事項変更届をもらい、必要事項を記載します。
変更届の記載が済んだら、窓口に書類を提出すればペットの登録住所を変更できます♪
ペット(犬)登録住所の変更手続きを行う前の注意点
ペット(犬)の登録住所の変更手続きについては理解できましたか?
ペットの登録変更手続きは、役所(もしくは保健所)で時間をかけずに5分ほどで済ませることができます。
手続きをするのは義務ですので、忘れずに行うようにしてくださいね(^ ^)
続いては、ペットの登録住所変更を行う前に知っておくべき注意点についてお話しします。
私は、20歳のときから2匹の犬を飼っています。
@ペットのしゃしん
これまで引っ越しをしてきた中で、「ペットの手続きをする前の感じたこと」があります。
それは次の2つです。
- 必要書類を無くしてしまったら、すぐに再発行すること
- ペットを引っ越し先へ運ぶための手段も考えておくこと
この2つは、私が実際に引っ越しをしたときに「これは注意しておかないと!」と思ったことです。
これから、かわいい愛犬を連れて引っ越しをする方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
くわしい内容は以下でお話ししています。
必要書類を無くしてしまったら、すぐに再発行をすること
犬の登録を行うと、6桁の登録番号が記載された犬鑑札が発行されます。この艦札は、ペットの登録変更手続きをする上で必要です。
また、ペットの登録変更手続きでは、狂犬病の注射済票も準備しなくてはいけません。
「犬鑑札や、注射済票を無くしてしまった」という場合は、すぐに再発行をしてもらうようにしてください。
犬鑑札と注射済票はどちらも「あなたがペットを登録した役所(もしくは保健所)」で再発行をすることができます。犬鑑札の再発行には、約1,600円の発行手数料がかかります。
また、注射済票も再発行をすると、550円ほどの発行手数料がかかります。
ちなみに、注射済票は無くしてしまったけど、動物病院から発行された領収書が残っているのであれば、領収書が注射済票の代わりになります。
仮に「犬艦札と注射済票、動物病院の領収書もない・・・」という場合は、発行手数料を持ってペットの登録した役所、もしくは保健所で再発行手続きを行ってくださいね!
ペットを引っ越し先へ運ぶための移動手段も考えておくこと
これは、手続きとは直接関係がないですが、ペットと一緒に引っ越しをする場合は、ペットを新居に運ぶための移動手段を前もって考えておくようにしてください。
引っ越しの移動手段は、電車や新幹線、車、飛行機など様々です。車でペットを移動させるのであれば、乗客に配慮することがなく、飼い主であるあなたも安心です。
しかし、引っ越し先までの移動に電車や新幹線、飛行機を使う場合、他人への配慮も必要ですし、ペットも車内の環境に不安を感じてしまいます。
ペットは人間よりも、環境の変化に敏感なんです。
ですから、引っ越し先までの移動時間というのはペットにとっては怖くて不安がいっぱい・・・
引っ越し先までの移動時間で、ペットにストレスを感じさせないように、移動用に大きめのケージを用意したり、ケージの中にはいつも使っているタオルや毛布を用意したりと工夫を凝らすようにしてくださいね。
引っ越し後にペットを買った場合は・・・
ちなみに、「引っ越し後、新生活を始めるときに犬を飼おうと思っているんだけど・・・」という方もいるかもしれませんね。
引っ越し後にペット(犬)を買った場合は、ペットが自宅に来た日から30日以内に、引っ越し先の地域にある役所(もしくは保健所)で登録手続きを行ってください。
手続きを行うことで、毎年「狂犬病のお知らせ」が自宅に届くようになります。
繰り返しになりますが、ペットの登録は法律で決められています。ですから、ペットを飼い始めたらすみやかに登録手続きを行うようにしてくださいね。
また、ペットの登録をするには1匹につき、3,000円の登録料がかかります。登録料の支払いは生涯に1度だけで済みます。
その他、ペットの登録手続きで必要なものは以下でまとめています。
・ペットの登録料:一頭につき3,000円
・狂犬病の注射証明書
・印鑑
・身分証明証
上記のものを持って、役所(もしくは保健所)で手続きを済ませるようにしてくださいね。
まとめ〜ペット(犬)登録住所の変更手続き〜
ここでは、ペット(犬)の登録住所の変更手続きについて解説しました。
手続きの流れを理解することはできましたか?
現在の自宅で犬を飼っていて、引っ越し先にも一緒に連れていくときは、必ず役所(もしくは保健所)で登録住所を変更してください。
また、ハムスターやウサギなどの小動物、猫を飼っている場合は、手続きの必要がありません。ですから、引っ越し先までどうやってペットを連れていくかを考えておくだけでOKです。
大切な愛犬を連れての引っ越しが無事に終わることを心から願っています(^ ^)