お客引っ越しをするときは、転出届や国民健康保険、運転免許証の手続きに加え、「電気の停止・開始手続き」を行わなければいけません。
電気は、生活をする上で必要不可欠です。そんな電気の手続きを忘れてしまうと、手続きを忘れてしまったぶん、ムダな電気代を支払うことになってしまった、引っ越し先で電気が使えない・・・という事態が起きてしまいます。これでは大変ですよね(汗)
電気の手続きを忘れたことで余分なお金を払ったり、引っ越し先の生活が不便になったりしないためにも、引っ越し前に必ず手続きを済ませるようにしてください。
ただ、このページを読んでいる方の多くは「電気の引っ越して続きはどうやるの???」と疑問を持っているはず。
電気の引っ越し手続きは、「引っ越し先での使用停止」「新居での使用開始」の2STEPで行うことになります。
そこでここでは、電気の使用停止、開始手続きの方法をわかりやすく解説していきたいと思います!
さっそくまいりましょう!
Contents
電気の引っ越し手続きは「停止」「開始」の2STEP!
先ほどもお話しましたが、電気の引っ越し手続きは「現住居(旧居)で使用停止」、「新居での使用開始」の2STEPで行います。
ここでは、「現住居(旧居)で行う手続き」と「新居で行う手続き」に分けて解説していきます。
手続きの流れは以下を見てくださいね。
現住居(旧居)で行う電気の停止手続き
電気の引っ越し手続きを行うときは、現住居(旧居)で電気の停止手続きを行う必要があります。
電気の停止手続きをするときは、引っ越しの1週間〜3日前までに行うようにしてください。
手続きは、契約している電力会社に連絡することになります。
ちなみに電気の停止手続きをするときの方法は2つです。
- 電話
- インターネット
電話で手続きを行う場合、引っ越し依頼が多くなる3月、4月の時期は電力会社が忙しく、なかなか電話が繋がらないことがあります。
ですから、電話で手続きをするときは、午前中など電話口が混み合わない時間帯を狙うようにしてください。
また、電話で手続きをする場合、契約している電力会社に「電気の停止日」を伝えることが大切です。
電気の停止日は、基本的に引っ越し当日です。
引っ越し前に電気を止めてしまうと、当日に引っ越し作業を行うときにとっても不便です。
とはいえ、引っ越し後も電気の契約を続けてしまうと、引っ越した後もムダな電気代を支払うことになってしまいます。

続いて、インターネットで手続きをするときは、東北電力や東京電力など、契約している電力会社のホームページから行うことができます。
ちなみに、電話で手続きをするよりもインターネットで手続きをした方が自分のタイミングで手続きを完了できるのでラクですよ♪
先ほどもお伝えしたように、電話で手続きをするとき、オペレーターが対応に追われている場合、電話をかけても繋がりづらくなってしまうんです。
日中に仕事をしている方の場合は、電話での手続きに時間を作ることができない方もいるはずです。
ストレスなく、スムーズに手続きを済ませるには、インターネットを使うことをオススメします!
電話の停止手続きに必要な情報は次の表でまとめています。
電気の解約手続き | |
場所 | 各電力会社 |
期限 | 引っ越しの1週間〜3日前までに |
方法 | 電話orネット |
料金の支払い方法 |
|
確認事項 |
|
※「お客様番号」は、毎月自宅に送られてくる「電気代の領収書」に記載されてあります。

ですから、電気の停止手続きをするときは、電気代の領収書を用意しておくとスムーズに手続きを済ませることができますよ( ^∀^)
電気の停止手続きでは、立会いの必要がありません
電気の停止手続きを行うとき、「引っ越し当日は電気停止作業の立会いが必要あるの???」と疑問に思うこともあるかもしれませんね。
電気の停止手続きですが、立会いの必要はありません。

立会いの予定を合わせられるのであれば問題はありませんが、なかなか予定を合わせられないこともあるはず。
仮に、電力会社から立会いを求められた場合は、スケジュールが合わないということを伝えると、電力会社の担当者が大家さん、もしくは賃貸マンション(アパート)の管理会社に連絡し、電気メーターの確認ができるような対応をとってくれます。
ですから、あなたは立会いの心配をする必要は一切ありませんよ(^ ^)
退去月の電気代精算方法
また、電気の停止手続きを行うときは、あらかじめ「退去月の電気代精算方法」を決めておくことが大切です。
電気を停止するときは、「最後の検針日から停止日までの電気代」が請求される仕組みになっています。
電気代の精算方法には次の4つの方法があります。
- 電力会社に集金依頼
- 振込用紙送付
- クレジット決済
- 口座振込
上記でまとめた4つの方法から、自分の都合のいい精算方法を考えておくようにしてくださいね。
ただ、電力会社によっては精算方法を「クレジット決済」などというように、指定していることがあります。
この場合、あなたの都合に合わないようでしたら、支払い方法を変更してもらうように相談してくださいね。
引っ越し当日はブレーカーを下すことを忘れずに
これは引っ越し当日の話になりますが、当日はブレーカーを下ろすことを忘れないように注意してくださいね。


また、北海道や東北など、冬季は雪が降り、気温が下がるときに引っ越しをする場合、賃貸マンション(アパート)によっては、配管や給湯器に凍結防止設備に電気を使っていることがあります。
この場合、引っ越しに伴いブレーカーを下ろしてしまうと、配管の水が凍ってしまう可能性があるんです。
ですから、11月〜3月の寒い時期に引っ越しをするときは、「引っ越し当日はブレーカーを下ろすべきか」管理会社に聞いておくようにしてくださいね。
引っ越し先(新居)の電気開始手続き
続いて、引っ越し先(新居)の電気開始手続きについてです。
新居で電気を開通するには、新居の地域を管轄している電力会社に電話で連絡する必要があります。
ちなみに、旧居、新居ともに電力会社が変わらない場合は、電気の停止手続きをするときに一緒に開始手続きを行うことができますよ!電気の開始手続きは、「電話」もしくは「インターネット」から行うことができます。
ちなみに、引っ越し先へ着いたら電気の開通作業をする必要があります。

とってもカンタンですよね(^-^)
ブレーカーのスイッチを入れたら、次にやることが「電気使用開始申込」をすることです。
新居のポスト、ブレーカー、玄関付近には「電気使用開始申込書」が置いてあります。
下の書類は、実際に私が保管している電気使用開始申込書の控えです。

新居の電気が利用できることが確認できたら「電気使用申込書」を忘れずに書き、ポストに投函してくださいね。
これで、電気の使用開始手続きの全てが完了します。
また、インターネットでも手続き可能なので、職場までの移動時間を使ってサクッと申し込み手続きをしてしまうのも良いですね(^-^)
電気の開始手続きについても以下の表でわかりやすくまとめています。再度確認してみてください。
電気の契約手続き | |
場所 | 各電力会社 |
期限 | 新居入居当日 |
方法 |
|
電気の使用開始の立会いは必要なし
電気を使うときは、立会いの必要はありません。また、電気の使用開始日は「新居の到着日」を指定するようにしてくださいね。
ただ、引っ越し前に新居の下見に行く場合は、下見の日から電気を使えるように指定することをオススメします。
電気の開始手続きを忘れると、電気が使えない
最後になりますが、万が一電気の使用開始手続きを忘れてしまうと、新居で電気を使うことができません。
過去には「電気の手続きをしなくても、新居の電気が使えた」という話もありますが、現在では賃貸マンション、アパートに「スマートメーター」を取り付けている物件が多くなってきています。
スマートメーターとは、電力使用量をデジタルで計測する電力計量(電力メーター)のことです。
引っ越し先の賃貸マンション(アパート)にスマートメーターが取り付けられている場合は、電力会社に電気の使用開始手続きをしなければ、電気を使うことができません。
新居にスマートメータが取り付けられているかどうかは、管轄会社に聞いてみないとわかりません。ですから、どちらにせよ電気の使用開始手続きは忘れずに行うことが大切ですよ。
契約しているアンペアを変更する場合の手続き方法
引っ越し先の住居で「テレビと電子レンジ、オーブンなど電子機器を同時に使うと、すぐにブレーカーが落ちてしまう・・」という事態が起きてしまうこともあります。
電気ブレーカーが落ちてしまうのは、電子機器の使用量」が「契約しているアンペアの容量」を超えてしまっているからです。
その場合は、同時に使う電子機器を減らす対処をすれば、ブレーカーが落ちることを回避することができます。

契約しているアンペアを変更したいときは、電力会社に連絡をすると、無料でアンペアの容量を大きくしてくれます。
ただ、賃貸マンション、アパートのアンペアを勝手に変更することはできませんので、必ず管理会社、もしくは大家さんに確認を取って電力会社に依頼するようにしてくださいね。
電力会社を変更する場合の手続き方法
2016年4月から「電力自動化」が始まり、単身や家族でも自由に電気を契約できるようになりました。
電力自由化とは、地域ごとに決められた電力会社だけではなく、さまざまな会社が消費者に電力を直接販売できるようになったことです。ですから、個人や世帯でも自由に電力を選べるようになりました。

ですから、各電力会社のサービスや料金面を含めて、電力会社を別会社に切り替えるのも良いかもしれませんね( ^∀^)
マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越しをする場合には自由に電気会社を選べない可能性が高いです。
その理由としてはマンションやアパートなどは「高圧一括受電契約」になっていることが多いからです。
自分で自由に電気会社を選びたい人は、引っ越し先を選ぶときから新居が「高圧一括受電契約」になっているのかについて調べておくことが大切です。
ちなみに、電力会社を新電力に変更するときは、決められた期限が一切ありません。新居に引っ越した後に変更もできるので、ゆっくり検討してみると良いですよ( ^∀^)
電力会社を変更するときは、電話、もしくはインターネットから行うことができます。
手続きに必要な情報は次の表でまとめているので参考にしてみてくださいね♪
電力会社を変更するときの手続き | |
手続き先 | 契約したい電力会社 |
方法 | 電話・インターネット |
確認事項 | ・現在契約中の電力会社 ・お客様番号 ・切り替え希望日 ・身分証明証 |
工事 | スマートメーターへの交換 |
立会い | 必要なし |
注意点 | 賃貸マンション(アパート)によっては、新電力の契約ができないこともあるため要確認 |
※お客様番号:毎月送られてくる電気代の領収書に記載されている
※身分証明証:運転免許証、国民健康保険証、パスポートなど
※スマートメーター:電力使用量をデジタルで計測する電力計量(電力メーター)のこと
まとめ〜電気の停止・開始手続き〜
ここでは引っ越し前に必ずやるべき電気の停止・開始手続きの方法について解説しました。
手続きの方法は理解できましたでしょうか?
電気の引っ越し手続きは、「停止手続き」と「使用開始手続き」の2STEPで行います。
手続きは「電話」か「インターネット」のどちらかの方法で済ませることができますが、スムーズに手続きを済ませたい方はインターネットを使うことをオススメします。
引っ越しが決まったら早いうちに忘れず手続きを行うようにしてくださいね( ^∀^)